April 20, 2010
麻生太郎の「アニメの殿堂」
昨日、「たけしのTVタックル」に麻生さんが出てました。これ見て思いましたが、感覚だけの話で言えば、
「鳩山さんより麻生さんのほうが良かったんじゃないか」と。
感覚が市民の、特に若者に近い。考えていることが分かりやすい。
「アニメの殿堂」なんか、正にそうですよ。
まず、国民、とりわけ若者に希望を持たせられる政策だと思います。
若者に希望を持たせられるというのは、今、非常に重要な事だと思います。
また、実際に政策として考えた場合も有効だと思います。
今の日本は内需は先細り、かと言って外需も例えば半導体産業など、
新興国にすぐに追従される状況で、いまいち力強さがない。
そんな中で必要なのは「外貨」なんですけど、正に「アニメ産業」こそ、
日本が誇れ他国も認める文化であり「輸出産業」であると思います。
また、半導体のような「技術産業」はいずれ他国に追い付かれますが、
アニメのような「文化産業」は、文化=アイデンティティそのものなので、
他国がその国のアイデンティティを捨てない限り、追従は困難でしょう。
企業ならば、カネを稼ぎたければ、そういう分野を当然生かすでしょう。
国は、企業とは違って、同士の集まりではないから多少違うんでしょうけど、
基本は同じはずです。
当時、「アニメの殿堂」構想が潰された背景には、
「箱もの」など無駄なものはいらない、という話でしたが、
昨日の話だと、必ずしも「箱もの」にこだわらず、その産業(文化)支援だけでも
考えていたようです。
それなら充分「アリ」でしょう。
しかし、野党だけでなく身内からも潰されてしまいました。
デキル部下なら、そういう「社長」のアイディアにうまく助言して、
より効果的な施策に作り上げるんでしょうけど、
自民党にそんな能力はなかったです。
麻生さんは時代にも同胞にも恵まれなかった、不運な人です。
そして、国民もまた。
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